神奈川の海岸は、丹沢山系に代表される山にも恵まれ「山・川・街・海」という自然がもたらす、すばらしい環境上の魅力を備えています。一方で、近年、人々を魅了する環境ゆえに発生する住宅地の開発や急激な都市化、そして全国的な林業の衰退により、海岸ごみの問題や海や川の水質汚染が深刻化していることも事実です。
この問題に対して、我々は ゴミ拾いを通じて多くの人々に「山・川・街・海」という繋がりを考えるきっかけをつくっていきたいと考えました。
海・環境の状況は、ここ数年のエコブームなどがありながらも、海岸に流れ着くゴミの量は減少しておらず、継続して環境が悪化しており、太平洋ゴミベルトと呼ばれるエリアでは、浮遊したプラスチックなどの破片が大量に漂っています。
そこで、本来の美しい海・環境を次世代に、より良い形で引き継いでいけるよう、湘南・江の島にて年間ビーチクリーンを行い清掃活動へのイノベーションを起こしてきたゴミ拾い団体『海さくら』と、チーム名に美しい海という意味を持つサッカーJ1チーム『湘南ベルマーレ』は2014年より年に1度共にゴミ拾いを開催してきました。